\目次/
● ターポリンとは?
● ターポリンの耐久年数
● ターポリンにできた穴の補修方法
● 自分で補修できない場合は業者に相談
● まとめ
ターポリンは大変丈夫な生地として様々な場面で使用されています。
そんなターポリンが破れてしまったら?どのように補修するのかここでは紹介していきたいと思います。
ターポリンとは?
ターポリンは合成フィルムでポリエステル繊維の生地の両面を挟んだシートです。
生地はツヤがある上、カラー印刷することができ、遠くからでも目立つ横断幕・懸垂幕などを作るのに適しています。また、防炎効果や防水効果もあり、屋外で使用しても汚れにくいのが特徴です。3層構造になっていることで生地が強く、数年にわたって屋外で使用できる耐久性もあります。
ターポリンの耐久年数
紫外線や雨風での表面樹脂劣化により、樹脂に挟まれていたポリエステル繊維がダメージを受けるとき傷となります。
また、ばたつきで樹脂が割れて、雨水などの侵入で繊維がダメージを受けた場合も同じです。いずれの場合でも、約5〜10年前後でしょう。
ターポリンにできた穴の修復方法
ターポリンの穴や傷などで検索を掛けると、たくさん補修グッズが出てきて迷ってしまいますよね。実は、穴のあいた場所や大きさ、素材などで補修方法が異なります。ここでは修復したい穴のタイプに合わせて、最適な方法を紹介していきます。
1㎝以下の小さい穴の場合
ピッと切れてしまった縦穴や1㎝以下の小さな穴には、透明ジェル状の補修剤がおすすめです。塗って乾かすことで、接着部分の穴を塞ぎ防水性を維持します。
補修剤を使うメリット
・補修場所が目立たない
・半永久的に完全防水
・縫い目などに塗布することで雨漏り防止にもなる
・固まっても柔軟性があるため、収納時も気にしないで使用できる。
補修剤を使うデメリット
・補修場所を完全に乾かすのに10時間以上と時間がかかる
補修剤を使ったターポリンの補修方法
・穴の周りの汚れを拭き取る
・表面にセロハンテープ・裏面から補修剤を塗る
・約10時間以上乾燥させて完成
1㎝以上の大きな穴の場合
1㎝ 以上の大きな穴の場合、リペアシートがとても便利です。
リペアシートはターポリン素材がシールになっているので、そのまま穴に貼り付けるだけです。大きい穴もすぐに塞ぐことができます。防水や撥水効果もあるため、補修後水漏れの心配もありません。カラー展開も豊富で、ターポリンと同色の色を使えば、補修後も目立ちません。
リペアシートを使うメリット
・切って貼るだけなので簡単
・張替えが可能
・大きな幕だけではなく、バッグや靴などの補修にも使える
リペアシートを使うデメリット
・補修剤と比べて耐久性が低い
・同色のものがないと補修箇所が目立つ
リペアシートを使った補修方法
・穴の周りの汚れを拭き取る
・リペアシートを穴よりも一回り大きく角を丸くカットする
・貼り付けて約24時間の乾燥で強力に粘着
メッシュターポリンの場合
メッシュリペアシートは中央部分がメッシュになっているシートです。そのまま貼り付けるだけで補修ができます。通気性なども加味されたアイテムです。
メッシュリペアシートを使うメリット
・シールになっているのでそのまま貼るだけ
・貼っても通気性が損なわれない
メッシュリペアシートを使うデメリット
・補修箇所が目立つ
・補修剤と比べて耐久性が低い
メッシュリペアシートを使った補修方法
・穴の周りの汚れを拭き取る
・そのまま張って手で圧着をしたら完成
自分で補修できない場合は業者に相談
ターポリンの補修箇所が多かったり自分で補修するのが大変な場合は修理に出すことも考えましょう。メーカーや店舗など修理をおこなっているところで依頼することができます。特にメッシュターポリンなどは特殊なので、専門の業者に依頼するほうがきれいに仕上がります。ターポリンの種類によっても補修方法が変わるので一度業者に問い合わせるのがいいでしょう。
時間やお金はかかってしまいますが、プロが補修してくれるので、仕上がりも自分でおこなうよりもきれいです。
\まとめ/
ターポリンはとても丈夫で耐久性に優れている生地です。それでも傷や穴は空いてしまうのは仕方ありません。こまめに補修やメンテナンスをおこなって、長く大切に使っていきたいですよね。また、それだけの愛着も湧きます。少しの補修で済むのであれば、余計な経費をかけないで済みます。こういった方法もぜひ覚えて必要なときに思い出していただければ幸いです。
ターポリン印刷の専門店『タペストーリー』ではターポリンに関するお役立ち情報のご紹介をしているほか、ターポリンの販売を中心に様々な商品を多数取り扱っております。用途やご予算に応じて最適なサイズや生地などもご提案できますので、気になる商品がある方はお気軽にご連絡ください。