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ターポリンの基礎知識と生地のお手入れ方法
ターポリンの基礎知識と生地のお手入れ方法

\目次/

● ターポリンについて

● ターポリンの保管とお手入れ

● 長く使うために

 

あなたは「ターポリン」という生地について知っていますか?

学校の部活動などで使用されている横断幕には、ターポリンが使用されています。また、広告やテントなど、身近な場所でもターポリンは活用されています。

この記事では、ターポリンとはどんな生地なのかについて紹介しています。また、ターポリンの生地の保管方法やお手入れ方法についても紹介します。

 

ターポリンについて

ターポリンは、ポリエステル製やナイロン製の布を両面から合成樹脂で挟んだビニール素材の生地です。ターポリンの特長として防水性や耐久性に優れているという点が挙げられます。また、気候の変化に強く、汚れにくいことも特長です。

これらの特長を生かして、ターポリンは主に屋外で長時間使用する場合に利用されています。横断幕や看板、テントや工事用のシート、トラックのシートなどがあり、様々な種類のシートに加工されています。

ターポリンを使用するデメリットには、生地の重さという点があります。ですが、強度は高いので長時間使用する場合には適しています。また、ターポリンでも種類によっては軽いものもあります。

生地の種類

ターポリンには大きく分けて4つの種類があります。4種類それぞれの特徴があるので、用途に応じて使い分けています。

1つ目は、ターポリンです。上述のような一般的なターポリンで、光沢がない鮮やかな色合いが特徴です。防炎のための加工も施されています。屋内外問わず、応援幕などとして幅広い場所で使用されています。

2つ目は、メッシュターポリンです。ターポリンの特長である高い強度を持ちながらも、メッシュ加工によって軽くて通気性が良いのが特徴です。強風が吹く高所の建築現場や、屋外での大型の広告幕などとして使用されています。

3つ目は、グロスターポリンです。テカりを抑えた加工が施されているため、写真なども鮮明に印刷できるのが特徴です。飲食店の広告などに適しています。

4つ目は、遮光ターポリンです。黒い布を一般的なターポリン2枚で挟んだもので、名前のとおり遮光性に優れていて、裏面が透けないのが特徴です。両面に印刷することが可能のため、表と裏でデザインや文字を変えたい場合などに最適です。

ターポリンの保管とお手入れ

ターポリンは強度が高く長く使用できる生地ですが、雨風に長くさらされていれば少しずつ劣化してしまいます。正しい保管とお手入れの方法についての知識があれば、よりターポリンを使用し続けることが出来ます。

保管方法

ターポリンの生地を長時間使用しない場合は、必ず印刷されている面を内側にして筒状に丸めて保管してください。ターポリンの素材は固いため、折りたたんで保管すると、印刷したインクが剥がれてしまう可能性があります。また、ターポリンは日光にも強いですが、少しでも劣化を防ぐために、直射日光が当たる場所は避けた風通しの良い冷暗所で保管するようにしましょう。

お手入れ方法

ターポリンは汚れに強い生地ですが、屋外で使用し続けていると、どうしても汚れてきてしまいます。ターポリンをお手入れする場合は、洗濯機は使用せず、柔らかい素材の布を濡らして、汚れを優しく拭き取ってください。

強い力でごしごしこすってしまうと、インクが剥がれてしまいます。特に印刷面をお手入れするときは、優しく拭くことをこころがけましょう。また、ターポリンは防水性が高く水を弾く生地ですが、保管する場合には、柔らかい乾いた布で水分をきちんと拭き取って乾燥させてから保管するようにしてください。

 

長く使うために

このように、ターポリンは種類の特長に応じてさまざまな用途で活用されている生地です。屋内外問わずいろいろな場所で利用されているので、意外と身近な存在です。また、ターポリンは強度が高く長時間使用することが可能ですが、正しい方法で保管とお手入れをすることで、経年劣化を防ぎさらに長く使い続けていくことが出来ます。

ターポリン印刷の専門店『タペストーリー』ではターポリンに関するお役立ち情報のご紹介をしているほか、ターポリンの販売を中心に様々な商品を多数取り扱っております。用途やご予算に応じて最適なサイズや生地などもご提案できますので、気になる商品がある方はお気軽にご連絡ください。


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