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ターポリンの特徴と1類と2類の違いについて
ターポリンの特徴と1類と2類の違いについて

\目次/

● ターポリンの特徴

● ターポリンの分類について

● ターポリンの生地の種類

● ターポリンの保管方法

● まとめ

 

自分の町で生まれた人が、大きな活躍をしたときに町のあらゆる場所に幕が張られているのを見たことがありませんか。

あの幕はとても丈夫な素材でできているので、長時間屋外にあっても目的を果たすことができます。祝い事やスポーツの応援に使われている横断幕の素材が『ターポリン』であることはあまり知られていません。ターポリンの特徴や種類について学べば、自分が必要となったときにうまく利用することができるでしょう。

 

ターポリンの特徴

ターポリン(tarpualin)は、ポリエステルやナイロンでできた布に塩化ビニール樹脂を塗布して作られます。雨風に強く耐久性に優れているので、横断幕や屋外テントとして使われることが多いです。あまり知られていませんが、身近なところでも使われています。

バックやリュックなどの素材にも、選ばれることがあるのです。ターポリンは明確な利点と欠点を持っているので、使用する際は注意が必要になります。

ターポリンの利点1:高い耐久性

ターポリンは高い耐久性を持っているので、長時間屋外で使用したとしても劣化しないでしょう。人の手ではちぎれないほどなので、どこでも安心して使えます。

ターポリンの利点2:燃え上がりずらい性質

多くの人が出入りする商業施設や空港などでは、燃えやすい性質のものは利用することができません。防炎性の高いターポリンは、人の多い場所で需要があります。

ターポリンの欠点1:比較的に重量があること

ターポリンは厚みがあるので、必然的に重くなってしまいます。重量があることで使用方法が限定されることは、欠点と言えるでしょう。

ターポリンの欠点2:廃棄コストが発生する

ターポリンを捨てる際は、産業廃棄物として特別な処理をしなければなりません。そのため他の布類使う時よりも、お金がかかってしまうのです。

 

ターポリンの分類について

建築工事に使用するターポリンは安全性の観点から、二つの種類に分類することが義務付けられています。分類方法はJISA8952「建築工事用シート」によって、厳格に決められているのです。

シート単体で落下物による危険防止の目的に利用できるものは1 類と分類されます。シートと金網を使用して落下物による危険防止の目的で利用できるものを2 類と分類できます。1 類と2 類の違いとしては、1 類の方が高い強度と耐用年数を求められているといえるでしょう。その代わり2 類の方が安価に購入できるため、広く使用されています。

 

ターポリンの生地の種類

ターポリンの生地には通常のターポリンとは別に、3つの種類が存在します。その3つとは、メッシュターポリン、グロスターポリン、遮光ターポリンと言って、それぞれが違った特徴を持っています。

メッシュターポリンは軽くて強度もあるので、高い場所等でよく利用されています。グロスターポリンのグロスとは、光沢という意味です。テカリを抑えることのできる素材なので、写真の印刷に適しています。主に広告目的で、使われることが多いでしょう。

遮光ターポリンは、二つのターポリンの間に黒い布を挟むという構造を持っています。そのため表と裏が透けるということがないから、表裏に違ったデザインを印刷することができます。

 

ターポリンの保管方法

ターポリンがいかに耐久性が高く、使用年数が長いからといって雑に保管して言いわけではありません。長く使おうと思えば、他の素材のように保管にも注意を払う必要があるでしょう。ターポリンを保管するときには、二つに折ることは止めておきましょう。

なぜなら表面のインクが剥がれてしまうからです。ターポリンを長期間保管するときは、印刷面を内側にして筒状に丸めて置きましょう。冷たくて暗い所に保管しておけば、さらに寿命を伸ばせます。

 

\まとめ/

スポーツ会場や工事現場でよく使われるターポリンは、ポリエステルやナイロンなどの布に塩化ビニール樹脂を塗って作られたものです。

高い耐久性を持ち様々な場所で使用されていますが、重すぎるなどの欠点も持っています。ターポリンは1類と2類という風に分類されていますが、それは工事現場等で使用されるときにより高い安全性を確保するために必要なことなのです。

ターポリン印刷の専門店『タペストーリー』ではターポリンに関するお役立ち情報のご紹介をしているほか、ターポリンの販売を中心に様々な商品を多数取り扱っております。用途やご予算に応じて最適なサイズや生地などもご提案できますので、気になる商品がある方はお気軽にご連絡ください。


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