\目次/
● ターポリンとは?
● ターポリンの素材
● ターポリンの特徴
● ターポリンの種類
● 通常ターポリンのメリット・デメリット
● まとめ
看板やディスプレイなどでもよく利用されているターポリン。
今回はターポリンの素材や種類などをご紹介していきましょう。
ターポリンとは?
ターポリンとは、布・織物などに塩化ビニールシートを貼り合わせたものや、挟み込んだもの、塩化ビニール塗料などを塗布するなどの加工を加えた素材です。
ポリエステルやナイロンなどの合成繊維の織物の両面に塩化ビニール樹脂を重ね合わせたシートです。
布と塩化ビニールの2つを合わせることで、布のみや塩化ビニールシートだけに比べて、丈夫で耐久性も強いものになります。
ターポリンの素材
ターポリンの素材は主に布製品になります。
ポリエステルや織物を使用しており、それらに塩化ビニールで加工したものをターポリンといいます。
布やポリエステルだけでも強度が弱いわけではありませんが、加工することで汚れにくく耐水性・耐久性を上げることができます。
しかし、加工を加えることで重量感が出るので、持ち運びには向かない素材でもあります。
ターポリンの特徴
ターポリンの一番の特徴は耐久性が高いことです。
また、ポリエステルなどの繊維を柔らかい質感の塩化ビニールで挟んでいるビニール系の素材なのでたたみやすく、収納にも便利です。
意味として、Tarpaulin(ターポリン)はタール塗りの防水布を意味しており、軽い布を使う前は帆布生地にタールを塗り、防水性のある加工をしたものをターポリンと称していました。
ビニール系の素材の中で最も耐久性に優れており、主に屋外での使用目的の利用が多いです。
横断幕、看板など懸垂幕にも向いています。
生地の特性上、シワができにくく、丸めて小さくできるので収納も便利です。
状態も綺麗で収納での劣化もしにくいのが特徴です。
ターポリンの種類
こちらでは、ターポリンの種類やそれぞれの特徴を解説していきましょう。
ターポリン
ポリエステルを塩化ビニール(合成樹脂)で加工したベーシックなターポリン素材です。
仕上がりの色もマットですが風合いもあり、防水・防火加工もされています。
ターポリンの中でもオールマイティで使いやすい素材です。
◎主に使われる場所
・屋内展示場
・屋外の掲示物
・応援幕
メッシュターポリン
生地が網目になっているメッシュターポリンは、その分軽量ですが強度は十分あります。
風が強い高い場所や、建築現場などで大きな広告を出す場合などに設置します。
メッシュの分、風を通してくれるので安全に大型の広告を設置することができます。
◎主に使われる場所
・建築現場
・屋外の大型広告
グロスターポリン
グロスとは光沢を指しますが、グロスターポリンは光沢を抑えた加工になっています。
光沢はありますが、視認性に優れているので、屋外の広告や垂幕などでも使いやすい生地です。
写真の印刷も可能で、鮮やかな色味を表現することも可能です。
◎主に使われる場所
・屋内の掲示物
・屋外の広告(バナー)
・応援幕
遮光ターポリン
ターポリンを2枚重ねて、その間に黒の布を挟んで遮光をしている生地です。
遮光性に優れており、裏面が透けないようになっています。
表と裏に違うデザインをする場合や、写真やイラスト、文章を印刷したい場合でも使えます。飲食店の屋外にある両面広告などは遮光ターポリンを使用していたりします。
◎主に使われる場所
・リバーシブルで使う横断幕
・飲食店などの屋外広告
通常ターポリンのメリット・デメリット
ターポリンは耐水性・耐久性に優れ万能な生地ですが、やはりメリット・デメリットはあります。
通常ターポリンのメリット
・耐水性が高い
・耐久性が優れている
・屋外での使用に最適
・柔らかい素材でコンパクトになる
・シワになりにくい
以上のメリットを利用して、看板や店頭幕、横断幕や学校などの垂幕までと幅広く使われています。
耐久年数は2〜4年と、布製より長持ちするメリットもあります。
ではデメリットは何でしょう。
通常ターポリンのデメリット
・重さ
・持ち運びがしにくい
・強風であおられる
ターポリンは1㎡の重さが0.51㎏です。
例えば1000×4000㎜の垂幕なら2.04㎏と布製品に比べると加工している分だけ重くなってしまいます。
生地がしっかりしているため、突風・強風にあおられてしまうこともあります。
そういった場合には、メッシュターポリンを使うことで重さや風の対策ができるので、種類の違うターポリンを使っていただくこともおすすめです。
\まとめ/
ターポリンの種類・特徴・用途などをご紹介してきました。
ターポリンは屋外で耐久性が必要な場所での長期間の使用にとても適しています。
屋外での大きな広告をお考えの方にもおすすめです。
屋外と言っても、設置場所によって種類を分けることも必要なので、是非いろんな視野でターポリンの機能性を考えながら、生地を選んでみてくださいね。
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