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ターポリンの耐用年数ってどのくらい?素材・加工別で解説
ターポリンの耐用年数ってどのくらい?素材・加工別で解説

\目次

● ターポリンとは?

● 素材別の耐用年数

● 加工別の耐用年数

● ターポリンの保管・お手入れ方法

● 耐用年数が長い分加工やお手入れも大事

屋外の広告や横断幕などでも活躍しているターポリン生地ですが、耐用年数は一体どのくらいなのでしょう。

ここでは、ターポリンの素材や加工の違いでの耐用年数を紹介していきましょう。

 

ターポリンとは?

ターポリンとは、主にポリエステル製の布に合成樹脂を塗ったり、挟んだりしているビニール系の生地のことをいいます。

特徴として耐水性・耐久性に優れており、雨風に強いので横断幕や看板、屋外のテントや工事現場のシートなど幅広く使われています。

素材的に重みがありますが、コンパクトにたためるので収納しやすいというメリットも持っています。

今は幕や看板以外にも、耐水性・耐久性を活用したバッグやリュックなどにもターポリン生地は使われています。

 

素材別の耐用年数

ターポリン生地でも種類によって耐用年数は変わってくるのでしょうか。

ここでは、素材別での耐用年数をご紹介しましょう。

ターポリン

耐用年数約3〜4年。

合成樹脂でコーティングされている生地で、テント生地に近いので丈夫な素材です。

布製に比べて丈夫なので、汚れにも強く長持ちします。

長期間屋外で掲示する横断幕や看板・垂幕にもピッタリな素材です。

保管場所にもよりますが、長期間使ったとしても耐用年数は長いですね。

メッシュターポリン

耐用年数約3〜4年。

生地が通気性のいいメッシュになっているメッシュターポリンです。

軽量化がされており、風の強い場所でも飛ばされる恐れがないのでそういったところで活躍する素材です。

建築現場などでよく設置されます。

大型広告に使われることが多いメッシュターポリンも、長期間の耐用年数が可能です。

グロスターポリン

耐用年数約1〜3年。

グロスターポリンは、光沢加工が入った視認性に優れたターポリンです。

写真の印刷も可能で、鮮やかな発色を表現できるのが魅力の一つですが、発色が色あせてきてしまうと看板・ポスターとしては見にくくなってしまうので、耐用年数が少し短くなります。

遮光ターポリン

耐用年数約3〜4年。

遮光性を重視してターポリンを2枚重ねにし真ん中に黒の布を挟んでいる素材です。

遮光だけではなく、裏表と使える利点もあります。

素材の特性は丈夫で機能性も高いものになりますが、耐久性は通常のターポリンと同じくらいの耐用年数になります。

 

加工別の耐用年数

ターポリンの素材別でみた場合、色落ちという意味での耐用年数の差はありますが、特に耐久性で見れば大きな問題はありませんでした。

では、加工別では耐用年数に変化はあるのかここでみていきましょう。

ハトメ加工

耐用年数約2〜4年。

横断幕や懸垂幕はただ幕の状態で提げておくわけにはいきません。

幕の4つの角にハトメ加工をおこない、ロープや紐を通して結んで固定します。

ハトメには、真鍮、アルミ、プラスチックなど種類がありますが、 一番丈夫なのは真鍮のハトメです。

耐用年数を考えたときに、アルミやプラスチックはそこから劣化する恐れがあります。

そういった意味で見た場合、真鍮のハトメ加工にすれば、より長期間使用することができるでしょう。

ロープ縫込み加工

耐用年数約2〜4年。

ターポリンの四辺に補強用のロープを入れ加工することで強度が上がります。

ハトメ加工は強風にあおられたとき、4点固定なので飛ばされてしまう可能性や破れる可能性もあります。

そこで、ロープ縫込み加工をすれば破れにくく強度も増します。

生地の劣化というよりは、ロープの劣化が考えられますが、より強度の強いロープを使うことで、高所への広告の設置も安全で長期間使用できます。

周囲加工

耐用年数1〜4年。

ウェルダー加工ともいいますが、熱を加えて接着をおこなう加工です。

他にも縫製で周囲を加工して強度を強くする方法もあります。

周囲加工は、加工によって劣化する部分がないので、通常のターポリンの耐用年数と同じくらいです。

 

ターポリンの保管・お手入れ方法

ターポリンの耐用年数をできるだけ長く保つためには、保管場所やお手入れの仕方を正しく知っておくといいでしょう。

ここでは保管とお手入れの方法をご紹介します。

保管方法

ターポリンで作られた横断幕や垂れ幕などは、折りたたむとインクが剥がれてしまうことがあります。

そのため、折りたたむ保管方法はしないようにしましょう。

長期間使わないということならば、印刷面を内側にして丸めるように保管するとインクが剥がれる心配もありません。

また保管場所は直射日光は避け、涼しく暗い場所で保管するようにしましょう。

お手入れ方法

屋外で使用するので、雨風にさらされ汚れやすいです。

砂埃など表面に付く汚れは、柔らかい濡らした布で汚れだけを拭き取るようにしましょう。

汚れが気になってしまっても、決して研磨剤が入っているものは使わないでください。

水拭きでもゴシゴシ洗いもNGです。

 

耐用年数が長い分加工やお手入れも大事

ターポリンは丈夫で耐用年数が約4年と長い素材ですが、使い方によっては短くなってしまいます。

加工によりもろくなりやすいところを、定期的に掃除するだけでも耐用年数は変わるでしょう。

素材はもちろん耐水性・耐久性に優れていますが、より長く使うためにはお手入れや保管方法も大切です。

ターポリンのご利用をお考えの方は、是非参考にしてください。

ターポリン印刷の専門店『タペストーリー』ではターポリンに関するお役立ち情報のご紹介をしているほか、ターポリンの販売を中心に様々な商品を多数取り扱っております。用途やご予算に応じて最適なサイズや生地などもご提案できますので、気になる商品がある方はお気軽にご連絡ください。


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