\目次/
● ターポリン生地の汚れの落とし方
● ターポリンのお手入れ方法
● ターポリン生地の保管方法
ターポリン生地は横断幕や垂れ幕などで使われる素材です。
今回は、ターポリン生地の汚れの落とし方・お手入れや保管方法などについて解説していきます。
ターポリン生地の汚れの落とし方
現場シートや横断幕の製作において、もっとも選ばれている素材はターポリンが多いです。
元来、屋外用として採用される生地で丈夫なものなので、風合いの綿素材、格安のテトロン素材などと比較しても高い耐久度を誇ります。
ターポリンは汚れに強い生地ですが、屋外で使用し続けているとどうしても汚れが出てきてしまいます。
そんな丈夫なターポリン生地を更に長期間使うために、汚れの落とし方の手法についてご紹介しましょう。
ターポリンは塩化ビニール製の素材になります。
水や汚れが生地に浸透しにくく、すぐに剥がれるようになっています。
そのため、洗剤などを使う必要はありません。
水で濡らした柔らかい布で、優しく拭き取るだけできれいに汚れを拭き取ることができます。
ただ、拭き取る際プリント面には注意が必要です。
強い力でこすってしまうと、インク剥がれの原因になってしまいます。
洗濯機の使用はNG
ターポリン生地は、シワになったところから劣化が始まるのと、ビニール製なので洗濯機での汚れ落としは生地の寿命を短くしてしまうのでやめましょう。
ターポリン生地は水が浸透しにくい生地ですが、表面に水分がある場合はしっかり乾燥した布で拭き取って汚れを落としましょう。
ターポリンのお手入れ方法
ターポリンは基本的にシワにならないようにお手入れをする必要があります。
シワにならないようにお手入れする際は、紙管や筒などに生地を巻いて長時間保管することでシワになりにくくなります。
もしシワが出来てしまった場合、直射日光を避けた場所にシワを伸ばすように筒に巻いて置くとシワが改善されます。
印刷面を外側にして巻いてしまうと、印刷の剥がれの原因にもなってしまいます。
ターポリンを巻く際は、必ず印刷面を内側にして巻くように保管しましょう。
また、シワ伸ばしをしたいときは、ポールにかけておくだけでもシワを薄くすることができます。
できるだけ生地に負担をかけないように、普段からお手入れをしておきましょう。
ターポリン生地の保管方法
ターポリン生地自体は非常に丈夫な素材ですが、印刷部分の劣化により使うことができなくなることがあります。
ここでは、ターポリン生地を長期間使用できる保存方法をご紹介します。
ターポリンの基本的な保管方法
ターポリン生地を保管する際は、プリント面を内側にして丸め、直射日光を避けるように冷暗所などで保管するようにしましょう。
印刷面を外側にして丸めてしまったり、直射日光の当たる場所に保管してしまった場合は保管中に印刷面から劣化してしまう可能性があります。
ターポリンの素材は固いため、折りたたんで保管すると、印刷したインクが剥がれてしまう可能性があります。
折りたたむ方法はシワのもと
ターポリン生地のシートや横断幕などを折りたたむことは避けたほうがいいでしょう。
ターポリンの素材は固さがあるため、折りたたんで保管すると印刷したインクが剥がれてしまう可能性があります。
ターポリン生地は畳みジワがついてしまいやすい素材です。
また、畳みジワが印刷部分に付いてしまうと、インク剥がれの原因になってしまいます。
建設シートの場合、一般的なサイズでも1800×3600㎜と大きなサイズが主流になるので、通常の綿・ポリエステル系素材のように畳んでも大丈夫と思って畳んでしまうことが多いので、保管する際には畳みジワに気をつけるようにしましょう。
不使用時は直射日光に晒さないようにする
ターポリン生地は、非常に丈夫で耐久度が高いので、インクなども耐候性の高いインクを活用しています。
しかし、不使用時の際はできるだけ直射日光に晒すことを控えたほうがいいでしょう。
直射日光に晒すことで、生地の劣化やインクの退色などが懸念されます。
長時間使っていただくことを考えると、保管の際は直射日光は避け、日の当たらない涼しい場所に保管するようにしましょう。
ターポリン生地を長く使うためにも
ターポリンの生地は、種類も豊富ですが、その特長に応じてさまざまな用途で活用される生地です。
屋内外問わずなのはもちろん、高所や広範囲といろいろな場所で利用されているので、意外と身近な存在でもあります。
また、ターポリンは強度が高く長時間使用することが可能ですが、正しい使用方法と保管方法を守ることで、さらに長持ちさせることができます。
是非、正しいお手入れの方法と保管方法を知っておきましょう。
ターポリン印刷の専門店『タペストーリー』ではターポリンに関するお役立ち情報のご紹介をしているほか、ターポリンの販売を中心に様々な商品を多数取り扱っております。用途やご予算に応じて最適なサイズや生地などもご提案できますので、気になる商品がある方はお気軽にご連絡ください。