イベント会場や体育館の床を保護する養生シートをお探しではありませんか?数ある素材の中でも「ターポリン製フロアシート」は、その丈夫さと防水性から、多くの現場で選ばれてきました。
本記事では、ターポリンの特徴やメリットはもちろん、導入前に知っておきたい注意点や具体的な活用シーン、失敗しない選び方までをわかりやすくご紹介いたします。

ターポリン製フロアシートの特徴やメリットをわかりやすく解説!
ターポリン製のフロアシートはなぜ多くの現場で選ばれるのか、その主なメリットを4つのポイントに絞って具体的に解説します。
破れにくく長持ち!優れた耐久性と耐候性
ターポリン製フロアシート最大のメリットは、その高い耐久性です。素材の芯地にはポリエステル繊維の布が使われており、その両面を塩化ビニル(PVC)樹脂でコーティングしています。
この構造により、引き裂きや摩擦に非常に強く、簡単には破れません。人や台車が頻繁に行き交う場所でも、長期間にわたって床を保護し続けることができます。
また、紫外線や雨風にも強い耐候性を備えているため、屋外のイベントなどでも劣化しにくく、繰り返し使用することが可能です。
水を通さない!高い防水性で床をしっかりガード
表面の塩化ビニル樹脂は水を一切通しません。そのため、ターポリン製フロアシートは完璧な防水性を誇ります。
イベント会場で飲み物をこぼしてしまったり、作業場で液体が飛散したりしても、下の床材に染み込む心配がありません。
体育館や武道場といった水濡れを避けたいフローリングの養生にも最適です。湿気からも床を守ることができるため、大切な床を傷みやシミから確実にガードします。
扱いやすくお手入れ簡単!汚れに強い素材
ターポリンの表面は滑らかで、汚れが付着しにくいという特長があります。泥や土、油汚れなどが付いても、水で濡らした布で拭くだけで簡単にきれいにすることができます。
しつこい汚れの場合でも、中性洗剤を使えばほとんどの汚れを落とすことが可能です。清掃の手間がかからないため、イベントや工事現場など、繰り返し使用する場面でのメンテナンス性に優れています。
比較的リーズナブルな価格
高い耐久性や機能性を持ちながら、比較的安価に導入できる点も大きな魅力です。
同様の耐久性を持つゴムシートなどと比較してコストを抑えられるため、広範囲に敷設する場合でも費用を節約できます。初期費用だけでなく、長期間使用できる耐久性を考慮すると、非常にコストパフォーマンスに優れた床材と言えるでしょう。
| 素材 | 耐久性 | 防水性 | 価格帯 |
| ターポリンシート | 高い | 非常に高い | 中 |
| ブルーシート | 低い | 高い | 低 |
| ゴムシート | 非常に高い | 非常に高い | 高 |
購入前に知っておきたい!ターポリン製フロアシートの注意点とは
購入後に「こんなはずではなかった」と後悔しないためにも、事前に注意点をしっかり理解しておくことが重要です。ここでは、ターポリン製フロアシートを導入する前に知っておくべき2つのポイントを解説します。
高温や薬品には弱い?使用環境で劣化が早まるリスク
ターポリンの主素材である塩化ビニル(PVC)は、特定の環境下で性能が低下したり、劣化が早まったりする可能性があります。特に注意が必要なのは「熱」と「特定の薬品」です。
一般的に、ターポリンは60℃〜80℃程度の温度で軟化し始め、変形する恐れがあります。そのため、火気を扱う場所や高温になる機械の近く、夏場の直射日光が長時間当たる場所での使用には注意が必要です。
また、シンナーやベンジンなどの有機溶剤に触れると、表面が溶解したり、変質したりする原因となります。汚れを落とす際に、これらの溶剤を含むクリーナーを使用するのは避けてください。
重さと硬さに注意!持ち運びや設置に手間がかかることも
ターポリン製フロアシートは、ポリエステル繊維の布を塩化ビニル樹脂で挟んだ構造のため、ブルーシートなどのポリエチレン製シートと比較して厚みがあり、重量があります。
例えば、一般的な厚さ0.35mmのもので1平方メートルあたり約450g、厚さ0.5mmのものでは約650gの重さになります。
そのため、体育館の床全面を覆うような広い面積で使用する場合、一人での持ち運びや設置は困難な場合があります。
また、特に気温が低い冬場などは素材が硬くなり、広げたり折り畳んだりする作業に手間がかかることもあります。無理に折り曲げると、折り目が白化したり、ひび割れの原因になったりする可能性もあるため、丁寧な取り扱いが求められます。
購入時には、使用する面積とシートの重量(g/㎡)を確認し、運搬や設置に必要な人数を想定しておくと安心です。保管する際は、きつく折り畳むのではなく、緩やかに畳むか、芯材に巻きつけてロール状で保管することをおすすめします。
【用途別】ターポリン製フロアシートの活用シーン
優れた耐久性と防水性を誇るターポリン製フロアシートは、屋内外を問わず様々なシーンで床を保護するために活躍します。ここでは、代表的な3つの活用シーンについて解説します。
イベント会場や展示会ブース
多くの来場者が訪れるイベント会場や展示会では、床の保護と演出の両面でターポリン製フロアシートが重宝されます。
土足による摩擦や機材搬入時の引きずり傷から既存の床を守るだけでなく、ブースのコンセプトに合わせた色を選んだり、ロゴやデザインを印刷したりすることで、空間全体の統一感を高める効果も期待できます。
多くの人が行き交うため、来場者の安全を確保する滑り止め加工や、会場の規定に準拠した防炎性能が求められることが特徴です。
体育館や武道場などの養生シートとして
体育館のフローリングや武道場の畳は、傷や汚れに弱いデリケートな床材です。
そのため、入学式や卒業式、講演会などで椅子や机、音響機材などを設置する際には、養生シートとしてターポリン製フロアシートが広く利用されています。
シート自体に重さがあるため、テープで固定しなくてもずれにくく、広範囲を効率的に保護できます。災害時の避難所として使用される際にも、衛生環境の維持や床からの冷え対策として重要な役割を果たします。
工事現場や作業場の床保護
建築・リフォーム現場や工場、倉庫といった場所では、床は常に過酷な環境に晒されています。
工具の落下による衝撃、資材の引きずりによる摩耗、塗料や油の飛散などから床を確実に保護するため、厚手で丈夫なターポリン製フロアシートは最適な選択肢です。
高い防水性・防汚性により、液体がこぼれても床材へ浸透するのを防ぎ、清掃も簡単に行えます。作業の安全性を高めるために、滑りにくいエンボス加工や、火気を使用する現場向けの防炎機能が不可欠です。
失敗しない!ターポリン製フロアシートの2つの選ぶポイント
ここではターポリン製フロアシートの購入時の決め手になる、重要な2つのポイントを解説します。
用途に合った厚さを選ぶ
ターポリンシートの「厚さ」は、耐久性、重量、そして価格に直結する最も重要な要素の一つです。
使用目的に合わない厚さのものを選ぶと、すぐに破損してしまったり、逆にオーバースペックで扱いにくかったりする場合があります。
以下の表を目安に、用途に最適な厚さを選びましょう。
| 厚さの目安 | 主な用途 | 特徴 |
| 0.3mm~0.4mm前後 | 短期イベントの床養生、屋台の雨除け、軽作業時の床保護 | 軽量で扱いやすい。比較的安価だが、重量物の設置や人通りの激しい場所には不向き。 |
| 0.5mm~0.6mm前後 | 体育館の床養生、展示会ブース、中長期のイベント、工事現場 | 耐久性と扱いやすさのバランスが良い。最も一般的な厚さで、幅広い用途に対応可能。 |
| 0.8mm以上 | 重量物を置く作業場、車両が通行する場所、常設の床保護 | 非常に高い耐久性を持つが、重くて硬いため設置には手間がかかる。長期使用向け。 |
一般的に、厚くなるほど耐久性は増しますが、その分重くなり、価格も高くなります。
何を保護したいのか、どのくらいの期間使用するのかを明確にして選ぶことが失敗しないコツです。
滑り止め加工や防炎性能の機能性をチェック
耐久性だけでなく、安全性や法令遵守のために必要な「付加機能」の確認も欠かせません。特に多くの人が利用する場所では、以下の2つの機能に注目してください。
滑り止め(防滑)加工
人が歩行する場所で使用する場合、滑り止め加工が施されているかを確認しましょう。特に雨天時の屋外イベントの通路や、体育館のように滑りやすい床の上で使用する際には、転倒事故を防ぐために必須の機能です。表面に凹凸のあるエンボス加工が施された製品などが防滑性に優れています。
防炎性能
展示会や商業施設、劇場など、消防法によって防炎物品の使用が義務付けられている場所では、「防炎性能」を持つターポリン製フロアシートを選ぶ必要があります。製品を選ぶ際には、「防炎認定品」や「消防庁登録者番号」が記載されているかを確認し、必要であれば「防炎ラベル」の発行が可能か販売店に問い合わせましょう。万が一の火災時に燃え広がりにくい素材であることは、安全を確保する上で非常に重要です。
Q&A|ターポリン製のフロアシートに関するよくある質問
ターポリン製と他素材のフロアシート、どこが違うの?
ターポリン製フロアシートは、他の素材と比較して耐久性や防水性に優れているのが大きな特徴です。イベントや工事現場でよく使われる他のシート素材との違いを以下の表にまとめました。
| 項目 | ターポリンシート (PVC) | ブルーシート (ポリエチレン) | ゴムシート |
| 耐久性 | 高い | 低い | 非常に高い |
| 防水性 | 高い | 高い | 非常に高い |
| 耐候性 | 高い | 低い(紫外線で劣化しやすい) | 高い |
| 価格 | 中程度 | 安い | 高い |
| 重さ | 重い | 軽い | 非常に重い |
ブルーシートは安価で手軽ですが、長期間の使用や頻繁な設営・撤去には向きません。一方、ゴムシートは非常に丈夫ですが、高価で重量があるため扱いが大変です。ターポリンシートは、これらの中間に位置し、価格・耐久性・扱いやすさのバランスが取れた素材と言えるでしょう。
ターポリン製フロアシートはどこで買える?
ターポリン製のフロアシートは、主に以下の場所で購入できます。必要なサイズや機能性に応じて、購入先を検討しましょう。
- ホームセンター: カインズやコーナンといった大型ホームセンターの資材コーナーで、養生シートとして販売されています。実際に生地の厚みや質感を確認できるのがメリットです。
- インターネット通販サイト: Amazonや楽天市場、業務用のモノタロウなどでは、様々なメーカーの製品を比較検討できます。サイズ展開も豊富で、価格も比較的安価な傾向にあります。
- シート・テント専門店: オーダーメイドで特定のサイズや形状のシートを注文できます。ハトメ加工(シートの縁にある穴あけ加工)の位置や数を指定するなど、細かなカスタマイズが可能です。
ターポリン製フロアシートのメンテナンスと保管方法は?
ターポリン製フロアシートを長持ちさせるためには、使用後のメンテナンスと適切な保管が重要です。以下のポイントを押さえておきましょう。
メンテナンス・清掃方法
表面についた土やホコリなどの軽い汚れは、水で濡らした柔らかい布やモップで拭き取ってください。油汚れなどが付着した場合は、薄めた中性洗剤を使用して拭き取り、その後必ず水拭きで洗剤成分をきれいに除去しましょう。シンナーやベンジンなどの有機溶剤は、シートの表面を傷め、劣化を早める原因となるため絶対に使用しないでください。
保管方法
保管する際は、まずシートの汚れをきれいに落とし、完全に乾燥させることが大切です。湿気が残ったまま保管すると、カビや悪臭の原因になります。保管場所は、直射日光が当たらず、高温多湿にならない風通しの良い場所が理想です。長期間保管する場合は、強く折りたたむと折り目が付き、その部分から劣化しやすくなるため、緩くたたむか、芯材などを入れて丸めて保管することをおすすめします。
まとめ
ターポリンは、耐久性と防水性に優れながら比較的リーズナブルに導入できる、バランスの取れた素材です。イベントや体育館、工事現場など幅広いシーンで活躍する一方で、熱や重量には注意が必要になります。選ぶ際は、利用目的に合った「厚さ」と「防滑・防炎性能の有無」をしっかり確認することが大切です。ご自身の現場に最適な一枚を選び、安心して過ごしていただければ幸いです。
ターポリンシートの購入をご検討中の方や、デザイン・設置についてもっと詳しく知りたい方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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