イベントの印象をぐっと引き立てるアイテムのひとつが、実は「テーブルクロス」です。来場者の目に最初に触れる場所だからこそ、色・素材・サイズ選びにはこだわりたいところ。ただ、いざ選ぼうと思っても「どれが正解なの?」と迷われる方も多いのではないでしょうか。
本記事では、失敗しないサイズの測り方から、雰囲気に合った素材の選び方、購入方法まで、わかりやすくご紹介します。ご自身のイベントにぴったりな1枚を見つけて、より魅力的な空間づくりを一緒に目指しましょう。

テーブルクロスひとつで印象アップ!イベント活用のメリットとは?
ここでは、テーブルクロスがもたらす「空間演出」と「機能面」のメリットを具体的に解説します。
第一印象で差がつく空間演出の効果
人が物事を判断する際、視覚的な情報が大きな影響を与えると言われています。イベント会場において、テーブルクロスはブースや受付の「顔」となる重要な存在です。
たとえば、ブランドカラーやイベントのコンセプトに合わせた色や柄を選ぶことで、空間全体に統一感が生まれ、伝えたいイメージを直感的に来場者へ届けることができます。
また、シワのない清潔なクロスが丁寧に敷かれているだけでも、プロフェッショナルな印象を与え、信頼感につながります。こうした視覚的な工夫が、会話や商談といった次のアクションへと自然に導いてくれるのです。
機能面でも便利!収納・目隠し・安全対策にも
テーブルクロスは、見た目を美しく整える装飾アイテムとしてだけでなく、イベントの運営を円滑に進めるための実用的な役割も担っています。特に、収納・保護・安全といった機能面に注目することで、より快適で安心感のある空間づくりが可能となります。
まず、テーブル下をクロスで隠すことにより、配布資料や在庫、スタッフの私物などを見えない場所に収めることができます。限られたスペースを有効活用できるだけでなく、会場全体が整って見えるため、来場者に与える印象もぐっとスマートになります。
また、安全面への配慮にも一役買います。たとえば、配線コードや照明ケーブルなどをテーブルクロスで目隠しすることで、足を引っかけて転倒してしまうリスクを軽減できます。あわせて、テーブルの角を柔らかい布で覆うことで、小さなお子さまの衝突による怪我の予防にもつながるでしょう。
このように、テーブルクロスは見た目の美しさだけでなく、会場全体の機能性や安全性を高めるための頼れる存在です。
失敗しない!テーブルクロスの正しいサイズの選び方
テーブルクロスのサイズ選びを間違えると、だらしなく見えたり、逆につんつるてんで安っぽく見えたりしてしまいます。ここでは、誰でも簡単に最適なサイズを選べるよう、計測方法から見せたい印象に合わせた「垂れ」の長さまで、具体的に解説します。
まず確認!使用するテーブルの天板を計測しよう
テーブルクロスのサイズを決めるためには、まず土台となるテーブルのサイズを正確に知る必要があります。メジャーを用意し、以下の3点を計測しましょう。
- テーブルの幅(W)
- テーブルの奥行き(D)
- テーブルの高さ(H)
イベントでよく使用される会議用長机は、幅180cm × 奥行き45cm × 高さ70cm や 幅180cm × 奥行き60cm × 高さ70cmが一般的です。事前に会場の備品を確認したり、自分で用意するテーブルの寸法を測っておきましょう。この3つの数値が、最適なテーブルクロスサイズを導き出すための基本となります。
見せたい印象で決める「垂れの長さ」
「垂れ」とは、テーブルの天板の端から下に垂れ下がっている布の部分を指します。この垂れの長さをどのくらいにするかで、空間全体の印象が大きく変わります。一般的に、垂れが長いほどフォーマルで格調高い印象に、短いほどカジュアルで軽やかな印象になります。シーンや目的に合わせて選びましょう。
テーブルクロスのサイズは、以下の計算式で求められます。
クロスの幅 = テーブルの幅 + (垂れの長さ × 2)
クロスの奥行き = テーブルの奥行き + (垂れの長さ × 2)
垂れの長さごとの印象とおすすめのシーンを以下にまとめました。
| 垂れの長さ(目安) | 与える印象 | おすすめのイベントシーン |
| 床まで(全垂れ) | 最もフォーマルで高級感がある。テーブルの脚や下に置いた荷物を完全に隠せるため、すっきりとした空間を演出できる。 | 企業の展示会、商品発表会、セミナー、講演会、ホテルの宴会、結婚式の受付など |
| 天板の半分~膝丈 | ややフォーマルでありながら、すっきりとした印象。椅子に座った際に足元が邪魔になりにくい。 | 商談会、企業説明会、ワークショップ、カフェスペース、休憩所など |
| 15cm~30cm | カジュアルで軽やかな印象。食事の際に邪魔になりにくく、家庭でのパーティーにも近い親しみやすさを演出できる。 | 飲食を伴うパーティー、マルシェ、フリーマーケット、サークルのブースなど |
例えば、幅180cm×奥行き45cm×高さ70cmのテーブルで、床まで完全に隠すフォーマルな見せ方をしたい場合を考えてみましょう。この場合、「垂れの長さ」はテーブルの高さと同じ70cmになります。
クロスの幅: 180cm + (70cm × 2) = 320cm
クロスの奥行き: 45cm + (70cm × 2) = 185cm
この計算により、必要なテーブルクロスは「320cm × 185cm」であることがわかります。このように、見せたい印象から垂れの長さを決め、計算式に当てはめることで、誰でも簡単に最適なサイズのテーブルクロスを選ぶことができます。
シーン別!イベントに最適なテーブルクロスの素材選び方
ここでは、代表的な素材の特徴と、それぞれがどのようなシーンに適しているかをご紹介します。
高級感と扱いやすさを両立するポリエステル
イベント用のテーブルクロスとして最も広く使われているのがポリエステル素材です。特に「トロマット」と呼ばれる生地は、適度な厚みと落ち着いた光沢感があり、どんなシーンにもマッチする万能さが魅力です。
シワになりにくく、洗濯後の乾きも早いため、繰り返し使用するイベントに最適です。ただし、天然素材に比べると吸水性は低く、静電気が起きやすい場合があります。
展示会、商談会、セミナー、学会、企業説明会、受付カウンターなど、きちんとした印象を与えたい場面で重宝します。
飲食が伴うイベントに最適な撥水加工素材
パーティーや試食会、ケータリングサービスなど、飲食物を提供するイベントでは、撥水・防汚加工が施されたテーブルクロスが必須です。ポリエステル生地に撥水コーティングを施したものが主流で、万が一飲み物やソースをこぼしてしまっても、さっと拭き取るだけでシミになりにくいのが最大のメリットです。
見た目は通常の布と変わらない風合いのものも多く、イベントの雰囲気を損なうことなく衛生的にテーブルを保てます。ただし、加工が永久的ではなく(洗濯により効果が薄れることがある)、油汚れは弾きにくい場合もあります。
飲食ブース、立食パーティー、ケータリング、試食・試飲会、休憩スペースにおすすめです。
ナチュラルな雰囲気を演出する綿や麻
ハンドメイド作品の販売会やオーガニック食品のマルシェ、カフェ風のブースなど、温かみのあるナチュラルな空間を演出したい場合には、綿(コットン)や麻(リネン)といった天然素材がおすすめです。
独特の風合いと優しい手触りが、商品やブランドの持つ世界観を引き立ててくれます。ただし、ポリエステルに比べてシワになりやすく、汚れが落ちにくいという側面もあるため、使用前にはアイロンがけをするなど、丁寧な取り扱いが求められます。
マルシェ、クラフト市、ハンドメイド作品の展示販売、カフェ風ブース、ナチュラル系商品のPRなどに選ばれることの多い素材です。
イベント用テーブルクロスはどこで手に入れる?
イベントのコンセプトに合ったテーブルクロスは、どこで購入できるのでしょうか。ここでは、身近な店舗から専門のオンラインストアまで、それぞれの特徴と合わせてご紹介します。
ニトリやIKEAなどの身近な店舗
ニトリやIKEA、無印良品といったインテリアショップや、カインズなどのホームセンターでは、家庭用のテーブルクロスを手軽に購入できます。実際に生地の質感や色味を直接確認できるのが最大のメリットです。
急に必要になった場合でも、すぐに手に入れられる安心感があります。ただし、イベントで使われるような防炎加工付きのものや、会議用の長机に合わせた特殊なサイズの取り扱いは少ない傾向にあります。
小規模なイベントや、家庭用のテーブルをそのまま使用する場合におすすめの選択肢です。
専門のネット通販サイト
イベント用品を専門に扱うネット通販サイトは、サイズや素材、カラーバリエーションが非常に豊富な点が魅力です。展示会で必須となる防炎加工が施されたクロスや、屋外イベントに適した撥水性の高いものなど、機能性に優れた商品が簡単に見つかります。
また、企業ロゴやイベント名を印刷するオリジナルオーダーに対応しているサイトも多く、ブランディングを意識した統一感のある空間演出が可能です。
実物を確認できないデメリットはありますが、選択肢の多さはそれを補って余りあるでしょう。
Q&A|イベント用テーブルクロス選び方に関するよくある質問
イベントでテーブルクロスを使う際、多くの方が疑問に思う点をQ&A形式でまとめました。準備や当日のトラブル回避にお役立てください。
テーブルクロスのしわをきれいにとる方法は?
テーブルクロスのしわは、アイロンやスチーマーを使うのが最も効果的です。ただし、素材によって適切な温度が異なるため、必ず洗濯表示タグを確認してから行いましょう。アイロンがけが難しい場合は、しわ取りスプレーを使用したり、お風呂場など湿度の高い場所に一晩吊るしておいたりする方法も有効です。
| 素材 | アイロン温度 | 注意点 |
| ポリエステル | 低温~中温(110℃~150℃) | 必ず当て布をしてください。高温でかけると生地が溶けたり、テカリの原因になったりします。 |
| 綿・麻 | 中温~高温(150℃~200℃) | 霧吹きで少し湿らせてからかけると、しわが伸びやすくなります。乾いた状態で高温を当てると生地を傷めることがあります。 |
| 撥水加工素材 | 低温(110℃以下) | 高温は撥水効果を損なう原因になります。必ず当て布をし、裏側から軽くかけるようにしてください。 |
クロスの下に滑り止めを敷かないとズレたりしますか?
はい、ズレる可能性が高いです。特に、多くの人が行き交う展示会や物販イベントでは、来場者がテーブルに手をついたり、商品を取ったりする際にクロスがズレやすくなります。安全対策と見た目の美しさを保つためにも、テーブルとクロスの間に滑り止めシート(アンダーレイ)を敷くことを強くおすすめします。滑り止めシートは、ホームセンターや100円ショップなどで手軽に購入できます。
屋外イベントで使うときの注意点は?
屋外イベントでは、天候の変化に対応できる準備が不可欠です。特に「風」「雨・汚れ」「日光」への対策が重要になります。
風対策
屋外で最も注意すべきは風です。クロスが風でめくれ上がると、上に置いた商品やパンフレットが飛ばされるだけでなく、見た目も損なわれます。対策として、テーブルクロスの四隅を固定する「テーブルクロスウェイト(重り)」や、テーブルの天板に挟んで固定する「テーブルクロスクリップ」を必ず用意しましょう。
雨や汚れへの対策
急な雨や、飲食物の提供がある場合は、撥水・防汚加工が施されたポリエステル素材のテーブルクロスが最適です。水分や汚れを弾くため、さっと拭き取るだけで簡単にお手入れができます。綿や麻などの天然素材は、雨に濡れるとシミになりやすく、乾きにくいので屋外での使用にはあまり向きません。
日光による色褪せ
長時間の直射日光は、テーブルクロスの色褪せの原因となります。特に濃い色のクロスは色褪せが目立ちやすい傾向があります。イベントが数日間にわたる場合は、夜間は屋内へ片付けるなどの対策をすると、きれいな状態を長く保てます。
まとめ
本記事では、イベントでの印象を大きく左右するテーブルクロスについて、サイズの測り方や垂れの長さの目安、素材ごとの特徴、購入方法まで幅広くご紹介しました。一見シンプルなアイテムですが、選び方ひとつで空間の雰囲気やプロフェッショナルさが大きく変わります。イベントの目的や演出したいイメージに合わせて、最適な一枚をぜひ見つけてください。あなたのイベントがさらに素敵なものになりますよう、心から願っております。
トロマットの購入をご検討中の方や、デザインについてもっと詳しく知りたい方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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