お役立ちコラム

ターポリンは何ゴミ?正しい捨て方と処分費用を徹底解説!

横断幕やテントなどに使われるターポリンを「どうやって捨てればいいのだろう?」と悩まれたことはございませんか?実はターポリンは、家庭から出る場合と事業で使われた場合とで、処分の仕方が大きく変わります。

本記事では、家庭で利用したターポリンの正しい捨て方から、事業者が守るべき産業廃棄物としての処理ルール、さらには処分費用の目安までを分かりやすく解説いたします。ハトメなど付属部品の扱いも含めて、安心して処分できるよう知識を整理していきましょう。

ターポリンの捨て方は出どころで大きく異なる!

ターポリンを処分する際、まず確認すべきなのは「どこから出たゴミなのか」という点です。家庭での使用か、あるいは事業活動に伴って発生したものかによって、ゴミの分類や守るべき法律が全く異なります。この違いを理解しないまま捨ててしまうと、不法投棄と見なされる可能性もあるため注意が必要です。

家庭で利用?業務用で利用?出どころで変わる「ゴミの扱い方の違い」

ターポリンのゴミは、排出元によって「一般廃棄物」と「産業廃棄物」の2種類に大別されます。それぞれの特徴と法的な扱いは以下の通りです。

項目一般廃棄物産業廃棄物
主な排出元家庭(個人)事業者(法人・個人事業主)
具体例DIY、キャンプ、ベランダの日よけ、家庭用簡易プールのシートなど建設現場の養生シート、店舗の横断幕・懸垂幕、イベント用テント、トラックの幌(ほろ)など
ゴミの分類家庭ゴミ事業ゴミ
適用されるルール各市区町村の条例廃棄物の処理及び清掃に関する法律(廃棄物処理法)
処分の責任者市区町村排出した事業者

このように、家庭から出るターポリンは自治体のルールに従って処分しますが、事業活動で使われたものは事業者の責任において、法律で定められた方法で処分しなければなりません。

サイズや量によって処分方法が変わるケースもある

ゴミの出どころに加えて、ターポリンの「サイズ」や「量」も処分方法を左右する重要な要素です。特に家庭ゴミとして捨てる場合は、自治体の規定をよく確認する必要があります。

例えば、多くの自治体では一辺の長さが30cmまたは50cmを超えるゴミを「粗大ゴミ」として定義しています。そのため、大きなターポリンシートはそのままでは通常のゴミ収集には出せず、粗大ゴミとしての申し込みが必要です。

ただし、ハサミやカッターで細かく切れれば、「可燃ゴミ」や「不燃ゴミ」として処分できる場合もあります。一方で、事業活動で排出される産業廃棄物の場合は、サイズや量に関わらず産業廃棄物として適切に処理することが義務付けられています。

【家庭向け】ターポリンの正しい捨て方ガイド!

ご家庭で使用したターポリンは、主に4つの方法で正しく処分できます。ターポリンのサイズや状態、お住まいの地域ルールに合わせて、最適な捨て方を選びましょう。ここでは、それぞれの方法について詳しく解説します。

自治体のゴミ収集を利用する捨て方

最も一般的で費用を抑えられるのが、自治体のゴミ収集を利用する方法です。ターポリンは素材(塩化ビニル樹脂など)から「可燃ゴミ」または「不燃ゴミ」に分類されることが多いですが、自治体によってルールが異なります。必ずお住まいの市区町村のホームページやゴミ分別アプリで確認してください。

また、多くの自治体では一辺の長さが30cmや50cmを超えるものを「粗大ゴミ」として定めています。大きなターポリンは、規定サイズ以下に切断すれば、可燃ゴミや不燃ゴミとして出すことが可能です。切断する際は、手を切らないよう軍手を着用するなど、安全に十分注意してください。

ゴミの分類捨て方のポイント注意点
可燃ゴミ・不燃ゴミ指定のゴミ袋に入るよう、ハサミやカッターで小さく切断して捨てる。自治体ごとの分別ルールを要確認。金属製のハトメは分別が必要な場合がある。
粗大ゴミ自治体の粗大ゴミ受付センターに電話やインターネットで申し込み、有料の処理券を購入して貼り付け、指定日に指定場所へ出す。手数料がかかる。申し込みから収集まで日数がかかる場合がある。

不用品回収業者に依頼する捨て方

「大きくて自分で切断できない」「引越しなどで他にも処分したいものがたくさんある」といった場合には、不用品回収業者への依頼が便利です。電話一本で自宅まで回収に来てくれるため、手間がかかりません。多くの場合、ターポリン以外の家具や家電などもまとめて引き取ってもらえます。

ただし、自治体のゴミ収集に比べて費用は高くなる傾向があります。依頼する際は、複数の業者から見積もりを取り、料金体系を比較検討しましょう。また、トラブルを避けるためにも、自治体から「一般廃棄物収集運搬業」の許可を得ている正規の業者を選ぶことが重要です。

リサイクルショップやフリマアプリで売却する

未使用品や、破れ・ひどい汚れのない状態の良いターポリンであれば、捨てるのではなく売却する選択肢もあります。特に、キャンプ用のグランドシートやトラックシートとして利用されるものは需要があるかもしれません。

リサイクルショップに持ち込むか、メルカリやPayPayフリマといったフリマアプリ、ヤフオク!などのネットオークションに出品してみましょう。

売却できれば処分費用がかからないどころか、収入になるのが大きなメリットです。出品する際は、汚れをきれいに拭き取り、サイズや状態がわかる写真を掲載すると売れやすくなります。

DIYや再利用で処分を避ける方法

ターポリンは防水性が高く、非常に丈夫な素材です。その特性を活かして、捨てる前に別の用途で再利用することも検討してみましょう。環境に優しく、節約にもつながる方法です。

  • ガーデニングや家庭菜園の防水シート、雑草対策シートとして
  • 自転車、バイク、屋外の荷物を雨から守るカバーとして
  • 車のトランクに敷くラゲッジマットとして
  • DIY作業時の床を保護する養生シートとして
  • 小さくカットしてオリジナルのエコバッグやポーチにリメイク

アイデア次第でさまざまなものに生まれ変わらせることができます。愛着のあるターポリンを、最後まで有効活用してみてはいかがでしょうか。

ハトメなど金属部品の分別は必要?

横断幕やテントシートとして使われるターポリンには、固定用のハトメ(金属の輪)や周囲にロープが通されていることがよくあります。これらの部品の扱いも、自治体のルールによって対応が分かれるため注意が必要です。

「少量であれば取り外さずにそのまま捨てて良い」とする自治体が多い一方で、「金属部分は不燃ゴミ、ロープは可燃ゴミとして分別してください」と指導している自治体もあります。特に、粗大ゴミとして出す場合は、そのまま回収してくれることがほとんどです。

ハトメなどを自分で取り外す際は、ペンチやニッパーといった工具が必要になります。作業の際は手を切るなどのケガをしないよう、軍手を着用するなど安全に十分配慮してください。

部品主な素材一般的な分別例(※要自治体確認)
ハトメ金属(アルミ、真鍮など)不燃ゴミ、小さな金属類、または取り外し不要
周囲のロープ化学繊維(ポリエステルなど)可燃ゴミ、または取り外し不要
プラスチック製の部品プラスチック可燃ゴミ、またはプラスチックゴミ

※上記の表はあくまで一般的な例です。繰り返しになりますが、処分する前にお住まいの自治体のルールを必ず確認することがトラブル回避の鍵となります。

【事業者向け】産業廃棄物としてのターポリンの捨て方!

事業活動に伴って不要になったターポリンは、家庭ゴミとして処分することはできません。これらは「産業廃棄物」に該当し、法律に則った適切な方法で処理する必要があります。

事業で使われたターポリンは、廃棄物処理法において「廃プラスチック類」に分類される産業廃棄物です。たとえ少量であっても、産業廃棄物として適正に処分しなければなりません。

産業廃棄物処理業者に処分を委託する

産業廃棄物となったターポリンは、都道府県知事などから許可を得た「産業廃棄物処理業者」に処分を委託するのが唯一の正規ルートです。無許可の業者に処分を依頼すると、排出事業者も罰則の対象となる可能性があるため、業者選びは慎重に行いましょう。

許可を持つ正規の業者を選ぶ

業者に委託する際は、必ず以下の許可証を持っているかを確認してください。

  • 産業廃棄物収集運搬業許可: 廃棄物を収集し、処理施設まで運搬するための許可です。
  • 産業廃棄物処分業許可: 廃棄物を破砕や焼却などの中間処理、または埋め立てなどの最終処分を行うための許可です。

多くの場合、収集運搬と処分を別の業者が行うため、両方の許可内容を確認する必要があります。見積もりを依頼する際に許可証のコピーを提示してもらうと確実です。

業者選定から処分までの流れ

一般的な処分委託の流れは以下の通りです。

  1. 業者探しと見積もり依頼: インターネット検索や自治体の紹介などで複数の業者を探し、ターポリンの量や状態を伝えて見積もりを依頼します。料金体系や対応の速さを比較検討しましょう。
  2. 委託契約の締結: 処分を依頼する業者が決まったら、必ず書面で「産業廃棄物処理委託契約書」を締結します。これは法律で義務付けられています。
  3. ターポリンの引き渡し: 契約内容に基づき、業者がターポリンを収集しに来ます。この際、後述するマニフェストを交付します。
  4. 処理完了の確認: 業者が処分を完了したら、処理終了を記載したマニフェストが返送されてきます。これを受け取って保管することで、一連の処理が完了します。

マニフェスト(産業廃棄物管理票)の交付を忘れずに

マニフェストとは、産業廃棄物の処理が適正に行われたことを確認するための伝票です。排出事業者は、廃棄物を業者に引き渡す際にマニフェストを交付する義務があります。これにより、不法投棄などを防ぎ、処理の流れを最後まで追跡することができます。

マニフェストの種類と流れ

マニフェストには紙媒体でやり取りする「紙マニフェスト」と、インターネット上で管理する「電子マニフェスト」の2種類があります。紙マニフェストは通常7枚綴りの複写式で、処理の各工程が完了するごとに、関係業者から控えが返送されてきます。

伝票名役割保管者
A票排出事業者の控え排出事業者
B1票収集運搬業者の控え収集運搬業者
B2票収集運搬終了の報告排出事業者
C1票処分業者の控え処分業者
C2票処分終了の報告(収集運搬業者へ)収集運搬業者
D票処分終了の報告(排出事業者へ)排出事業者
E票最終処分終了の報告排出事業者

排出事業者は、交付したA票と、返送されてきたB2票、D票、E票を、交付日から5年間保管する義務があります。電子マニフェストを利用すれば、これらの管理をデータ上で完結させることができ、保管の手間も省けます。

ターポリンの捨て方別!処分費用相場まとめ

ターポリンを処分する際にかかる費用は、どの捨て方を選ぶかによって大きく変動します。

家庭ゴミとして出す場合、不用品回収業者に依頼する場合、そして事業ゴミとして産業廃棄物処理業者に委託する場合、それぞれの費用相場を詳しく見ていきましょう。

自治体のゴミとして処分する場合の費用

家庭から出るターポリンを自治体のルールに従って処分する場合、費用は比較的安価に抑えられます。多くの場合、指定のゴミ袋に入るサイズまで小さくカットすれば、無料で回収してもらえます。

処分方法費用相場備考
可燃ゴミ・不燃ゴミ無料(指定ゴミ袋代のみ)一辺30cmや50cm以内など、自治体が定める規定サイズにカットする必要があります。
粗大ゴミ200円~1,000円程度自治体指定の処理券を購入して貼り付けます。料金はサイズや自治体によって異なります。

不用品回収業者に依頼する場合の費用

不用品回収業者に依頼すると、自宅まで回収に来てくれるため手間がかかりませんが、費用は他の方法に比べて高くなる傾向があります。料金体系は業者によって様々で、単品回収プランのほか、他の不用品とまとめて処分できる「積み放題プラン」などが用意されています。

料金プラン費用相場特徴
単品回収1,000円~3,000円程度ターポリン1枚だけなど、少量の場合に適用されます。別途、基本料金や出張費がかかることもあります。
トラック積み放題10,000円~50,000円程度軽トラックや2tトラックなどに乗せられるだけ不用品を回収するプランです。大掃除や引っ越し時に便利です。

正確な料金を知るためには、必ず複数の業者から見積もりを取り、料金体系や追加費用の有無を確認することが重要です。

産業廃棄物として処分する場合の費用

事業活動に伴って排出されたターポリンは、産業廃棄物(主に廃プラスチック類)として専門の処理業者に委託する必要があります。費用は処分するターポリンの量(重量または体積)によって算出されるのが一般的です。

課金単位費用相場備考
重量単価(kg)30円~80円/kg処分量が多いほど単価が安くなる傾向があります。収集運搬費が別途必要になる場合があります。
体積単価(m3)10,000円~25,000円/m3かさばるが軽い廃棄物の場合に適用されやすい料金体系です。こちらも収集運搬費が別途かかることがあります。

産業廃棄物の処理費用は、業者や地域、ターポリンの状態によって大きく異なります。処分を依頼する際は、必ず正規の許可を持つ業者に見積もりを依頼し、契約内容をしっかり確認しましょう。

まとめ

ターポリンの捨て方は、家庭ゴミか産業廃棄物か、その出どころによって全く異なります。家庭から出る場合は、自治体のルールを確認し、小さく切って可燃ゴミや不燃ゴミとして出すのが基本です。大きい場合は粗大ゴミや不用品回収業者を検討しましょう。一方、事業活動に伴って出たターポリンは産業廃棄物にあたるため、必ず専門の処理業者にマニフェストを交付して適正に処分しなければなりません。この記事が、ターポリンを安心して手放すための参考になれば幸いです。

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